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眠れない時に頼りになる精油のチェックリスト
COLUMN2021.06.19

眠れない時に頼りになる精油のチェックリスト

不眠で辛い時に、味方にしてくれる精油やその使い方を紹介


良質の睡眠は、私たちがヘルシーに生きていくためにもっとも重要なテーマと言っても過言ではありません。しかしストレスの多い現代の暮らしにおいて、不眠の悩みは意外と身近なものです。眠らなくて辛い時に睡眠導入剤を使うのは、やはり躊躇するもの。そんな時は、自然の力を頼ってみるのもひとつの選択肢です。不眠の原因や、その悩みを解消するための精油およびその活用法を具体的に紹介します。

不眠の原因は、主にストレス

ちゃんと睡眠時間を確保しているのに、寝付きが悪かったり、眠りが浅く充分に寝た気がしないと感じることはありませんか?その原因は、主に過度のストレスだと言われています。

現代人の不眠の主な原因はストレスと言われています

私たちの体は交感神経と副交感神経の2つの自律神経がバランスを取りながら働いています。交感神経が優位になった時は、脳と体は活発な状態にあり、なかなか休まりません。逆に副交感神経が優位になった時は落ちていてリラックスしていて、ゆったりした眠りに入りやすくなるのです。

体は慢性的にストレスを感じると、交感神経が優位になり続けてしまうため、副交感神経とのバランスも崩れてしまいます。その結果、心身の不調を引き起こしやすくしてしまうのです。心身共にヘルシーに生きるためには良質の睡眠はかかせません。そのためには寝る前に、日々のストレスを上手にリリースすることがとても大切です。

睡眠前のストレスケアには精油がオススメ

ストレスを軽減し、質の高い睡眠を得るには、寝る前に音楽を聞いたり、本を読んだりするのも良いですが、なによりオイルケアとして精油を生活に取り入れてみるのがオススメです。心地よい香りに包まれて眠るのはとても気持ちいいですし、手軽に始められるのも大きな魅力です。

精油の香りは、視床下部に直接働きかけることで、自律神経のバランスが整い副交感神経が優位になります。寝る前に安眠効果のある香りを嗅ぐことで高ぶった神経が落ち着き、ストレスから解き放されて良質な睡眠へ導いていくのです。

ここでは、ストレスから心身をリラックスさせ、深い眠りに導く作用のある精油をいくつかご紹介します。

ストレスケアに役立つ安眠精油のチェックリスト

ラベンダー

ラベンダーには神経の興奮や不安定な精神を鎮める鎮静効果のある精油として有名な精油。ラベンダーに含まれる香り成分の多くは副交感神経を優位にさせるものとして知られます。副交感神経は「休息の神経」とも言われていて、リラックスモードを生み出す神経です。ラベンダーの香りを嗅いで意識的に副交感神経を優位にさせることで、緊張をほぐし、睡眠の質を向上させます。

リンデン

リンデンは和名をセイヨウボダイジュといい、ヨーロッパでは街路樹などとしてもよく見かけるシナノキ科の樹木です。その葉と花でつくられたハーブティは、フランスでは「ベビーティー」や「ナイトティー」と呼ばれ、不安や緊張、興奮を和らげることから、落ち着きのない子供や寝つきの悪い子供に、このお茶を飲ませる習慣があるそうです。リンデンの精油は、ストレスを和らげ、疲れた身体を安らかな眠りに導きます。

シダーウッド

シダーウッドは、木の香りの中にほのかな甘さがあるのが特徴で、寺院の薫香や建築、儀式に用いられた神聖な木材として利用されており、深く甘みのある香りは気分を鎮めてくれます。シダーウッドに含まれる香り成分「セドロール」は、自律神経に作用し、呼吸数や心拍数をゆっくりさせることから、心身をリラックスさせ、ストレスを解消する効果があると、近年の研究で注目されている成分です。

オレンジ・スイート

親しみのある、甘く優しい柑橘系の香り。眠りが浅いといわれる高齢者を対象に、就眠前にオレンジ・スイートの香りを嗅いで就寝してもらったところ、香りのない水と比較して、就眠前の副交感神経活動が有意に増加したという興味深い論文(オレンジ・スイートのにおいが要介護高齢者の就眠前不安にもたらす生理的影響)があります。論文の中では、オレンジ精油は寝る前にだけではなく、起床後に覚醒度がアップし、すっきり目覚めていることも示しています。気分を明るくさせ多幸感を与えてくれます。オレンジのやわらかい香りに包まれれば、ゆったりとした気分で寝付くことができます。

不眠の悩みを解消する精油の使い方

入門編として手軽に始められるのは、精油を直接香らせることです。例えば精油を付けたティッシュに付けて枕元に置いたり、または洗面所にお湯を張ってから、精油を数滴垂らして立ち上る湯気に香りを含ませて深く吸い込んだり。もちろん、専用のディフューザーを使うこともできます。

精油を含ませたオイルを使って身体の末端のマッサージをすることもおすすめです。手指や肩首、意外なところでは耳のマッサージも安眠に効くと言われています。

そして一番便利なのはピローミスト。枕やシーツ、パジャマなど寝具に直接吹きかけることで、香りをまといながら眠りにつくことができます。出張や旅行など、慣れない環境で眠る時のお供としてもオススメです。

ミッドナイツジャーニー・ピローミスト

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ほかには、入浴する際に精油1~2滴湯舟に垂らすのも良いです。全身入浴できないときは、手浴・足浴だけでも効果が得られます。

 

睡眠は健やかに生きていく上にもっとも重要な要素のひとつ。不眠症に悩んでいるなら、生活のなかに上手にアロマを取り入れて、心や身体をコントロールしてみましょう。体調に合わせて選んだ香りで、いつもより上質な睡眠を手に入れましょう。